yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 5/1

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマン裕坊です。

春はあけぼの………………………………のはず…………………

やうやう白く成り行く………………………………全然太陽が昇ってくる様子ねーし………………………

今朝は久々の3時起き。窓の外を開けても目に入ってくるのは街灯だけ。しかも気温がちょっと下がって、窓に夜露がビッシリとついていて、外の景色すら見えず。早朝の出発の時は用意するまでに2時間たっぷりかかってしまう裕坊、チョコクロワッサンとコーヒーの組み合わせで何とか無理やり起き上がります。これからほぼ2週間に渡って、ずっとこのパターン。来週は2時台起き、あぁー、考えたくもない………………………

本来4日間のフライトでしたが、代休をもらえたおかげで実質2日間に短縮。ご褒美といえばご褒美。この時期は風が強い時は風速20メートルを超える日があるなど、激しい時は激しい天気に晒されるのですが、今朝は比較的な穏やかな東海岸。今日の朝一番のケネディ行きのフライト、窓の外にはこんな感じの景色が見えていました。

もやがかかっていて地上はほとんど見えません。ただこんな感じで地上が霞んでいるというのは実は大気が安定している証拠。大抵こんなときはお天気がいいです。乗り心地もとても良好でした。

今日と明日、裕坊とペアになる副操縦士のエリック氏、裕坊と同世代のパイロット。長らく他のリージョナル航空会社に勤めていたらしいのですが、しばらく旅客航空業界を離れてある会社のパイロットとして勤めていたそうです。会社の重役クラスの機動力を保つために自社機を所有しているところはアメリカでは普通。そこで社長や役員クラスを乗せてあちこちを飛んでいたようです。

そのエリック氏、最近になってこちらのLCCを代表するスピリット航空に就職が決まったらしく、スピリット航空が保有するエアバスA320の飛行機の仕組みに関する勉強も始めています。

景気がいいときは各航空会社とも積極的に人材を採用。本当にアメリカの景気がいいのかどうかについてはいろいろ議論もあるようですが、各航空会社ともかなりの利益を出していますので、航空会社にとってはビジネス拡大。新しい機材を積極的に購入したり、新しい路線を開設したり。それに伴って当然パイロットの数も必要になりますから、次々に新規の人材の雇用を進めます。

旅客航空業界は大きく分けると、デルタ航空ユナイテッド航空など、大型機材を使った国際線をも持つ昔からある大手航空会社、日本でも最近地位を築きつつあるLCC、アメリカだとサウスウエスト航空やジェットブルー、そして裕坊が勤めているリージョナル航空会社の3層に分かれます。

リージョナル航空会社は大手やLCCなどと比べると条件は劣り、労働条件も悪くなる傾向にあるので、リージョナル航空会社に勤めるパイロットは旅客航空の業界での経験を積むための踏み台にして、次のステップアップの機会を狙う連中がほとんど。今回、裕坊の副操縦士として飛んでいるエリック氏もその1人です。

エリック氏が採用されたというスピリット航空、パイロットの大量採用を進めるために、最近になってパイロット組合との間で大幅な昇給を含むパイロット契約を更新しました。頑張って10数年勤め上げた後の機長の基本給、なんと我が社の倍!やっぱり考えちゃいます。

裕坊も今の会社に入社してはや12年目。配属先がニューヨークになってみたり、破産法下に置かれて減給を経験したり、それでも何とかここの会社でのらりくらりと過ごしてきましたが、もうそろそろ次の機会を本気で考えるときかも知れません。

今日はまずニューヨークのケネディ空港へと到着。普段は第4ターミナルの南端にあるゲートへと到着するのですが、今日は久しぶりに第2ターミナルへの到着でした。空港開港当時からあるような古いターミナルですので、第4ターミナルと比べるとかなり年季も入っています。

そこから連絡バスで第4ターミナルへと移動。こんな景色を見ながら移動して、

今はクルーラウンジでちょっとのんびり。

まさに男の部屋そのものです。

もうしばらくここで待機した後、お昼過ぎにバーモント州バーリントンへと出発です。

 

裕坊