yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊 2/27

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマンです。

ワシントン・ダレス空港近くのホテルで朝食をいただく裕坊。ホテルによっては朝食付き。カロリーたっぷり炭水化物たっぷり、コーヒー付きでしっかり目が覚めます。愛妻ちゃんと息子くんに会える日。モチベーションは最高潮。

昨日は早朝からいろいろあったザ・リージョナル第2章。宿泊していたホテルは中央が大きな吹き抜け式になっているかなり年代物の建物で、エレベーターを降りるとロビーまで少し迷路。客室乗務員のうちの1人が迷子になり、建物をグルリと一周してロビーまで。真っ青な顔で現れます。朝から汗をかいています。副操縦士のブレットくん、迷路で迷子にはなりません。けれどもお財布を忘れています。真っ青になって部屋に戻ります。3分とかからずロビーに戻ってきました。いい汗をかいています。みんな運動大好きですね。

ホテルの送迎シャトルは運転席を含めて12人乗り。我がリージョナルクルー4人の他に2組の航空会社のクルーも空港へと向かいます。一般の宿泊客も既に2人がワゴンに乗っていて、これだと全員は乗れません。ホテルの要請で一般宿泊客にはタクシーで空港へと向かってもらうことに。かわいそうに荷物ごと降ろされてしまいました。数ヶ月前に似たようなことがありましたね。ビデオに撮られていたら、裕坊もCNN辺りに映ってしまったかも知れません。

11人のクルーに運転手が1人。後部座席は4人がけ。両側をアメリカ人に囲まれる裕坊。アメリカ人は運動大好き、筋肉を鍛えるの大好き、お腹を鍛えるのも大好き。大食い競争の練習は毎日欠かすことがありません。お腹はどんどん膨らみます。食糧危機になっても十分生き延びれそうなほどのエネルギーが詰まったお腹に両側を挟まれると、手すりもシートベルトもいりません。固定した位置に座って揺られること20分、空港に到着。

飛行機の電源を立ち上げます。飛行機にはビッシリと霜。除氷をしないといけません。霜だけですので普通なら10分ほどで作業は終わります。ミズーリ州スプリングフィールドは1日各社とも3便ほどしかフライトがありませんから、デルタの地上係員はユナイテッド航空向けのフライトも扱います。荷物を載せたり乗客の搭乗券発行なども彼らの仕事。暖気をしなければいけない除氷トラックはエンジンすらかかっていません。

ユナイテッドの乗客を乗せ終わった地上係員、やっとトラックのエンジンをかけ、暖気を始めます。定刻出発から20分。トラックが飛行機の周りをグルリと回りながら、除氷液をかけます。飛行機がきれいになります。霜が完全に除去されて安堵の表情を浮かべながら意気揚々と離陸滑走路へと向かう途中で、管制塔から連絡。「アトランタ行き、地上待機25分ね。滑走路の手前の駐機場に入っといて」………………この時点で定刻出発から既に1時間……………

駐機場に入ると、その横で草を食べるのに忙しそうにしていた牛さんたちが口を一休みさせて、裕坊たちにこう声をかけました。「ご苦労さ〜〜〜〜ん」

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(ちなみにこれ、滑走路横の本物の写真です。ネタでも何でもありません)

アトランタには40分遅れて到着。その後折り返しが40分ずつで組まれていた裕坊たちは、1日遅れを取り戻すことはありませんでした。ワシントン・ダレス行きのデッドヘッドまで乗り継ぎ35分。荷物を引きずって走ります。D42のゲートに到着し、B2まで走ります。裕坊も汗をかきました。いい運動になりました。ちなみに今まで汗をかいていなかった客室乗務員、仕事が延長になり彼女も汗をかきました。全員汗をかきました。ザ・リージョナル、第2章でした。

今日はミネアポリスへとフライト。地上で4時間待機し、オハイオ州クリーブランドを経由してデトロイトへと戻ります。

 

裕坊

 

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