yuichibow’s blog

ジェット旅客機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊 2/14

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマンです。

昨夜はお昼過ぎにデトロイトへ戻ってきて車を運転して帰ってきました。それで1晩家で過ごしてまた出てきてしまいました。今、空港の従業員駐車場。夜が明けかける中、1人車の中でキーボードを叩く裕坊。

昨夜は愛妻の作ってくれる唐揚げに舌鼓を打ち、4日ぶりに我が家で家族団欒のひととき。衣がふっくらとカリッと揚がって、めちゃウマです。ほっぺた落っこちます。で、食べるだけ食べて、あとほとんど手伝いもせずベッドに横になる裕坊…………男って本当にズルいです。バレンタインデーだというのに、結局何もせず出てきてしまった。この行き場のない罪悪感。愛妻ちゃん、ごめんなさい…………

ところで昨日終えたばかりの4日間のフライトは、雪が少ないところばかり。南部には雪すらない。すっかり忘れていました。帰ってきてみて、えっ、こんなに雪あったっけ?駐車場内の積み上げられた雪の山の高いこと高いこと。軽く3メートルは積み上げられてます。ソリで上から滑ったら、間違いなくコケてケガします。しばらく遠出をしていて停まったままになっているクルーの車の周りの雪も、ちょっとハンパない。雪かき作業頑張ってね…………

ちなみに我が家の雪かきの量もこんな感じになってます。写真だとちょっと分かりにくいかも知れませんが、多分1メートルくらいにはなってます。今年の冬はどこもかしこも雪の大安売りセールです。

 

昨日のフライトはテキサス経由でお天気もまぁまぁ。全てが順調に運んで、今日はそのまま何事もなくすぐ帰れる、と思った矢先に客室乗務員の1人が青ざめた顔で一言、「私のカバンがないの」………………マジ?……

慌ててゲート係員に頼んで、空港内に放送を入れてもらいます。たまたま荷物棚に残っていたカバンについていた名札。そこに書かれた名前を呼び出したら乗客の1人がすぐにゲートに戻ってきてくれて事無きを得ました。似た形のカバンだったので、間違えて持って行ってしまっていたようです。黒い似たカバンが多いので気をつけましょう。

我がリージョナルジェット機のCRJシリーズ、荷物棚がとても小さいので、ちょっとカバンが膨らんだ状態になるとすぐ棚に入らなくなってしまいます。そんなときはゲートで色付きの預入証をつけて、ゲートで荷物をお預かり。通常の預け入れの荷物同様、飛行機の貨物室へ入れてしまいます。

ちなみに通常の大型機、中型機は貨物室は客席の下、CRJのような小さなリージョナルジェット機の場合、貨物室は機体後方。自分が乗るCRJ−900は客席の下にも小さな貨物室があるのですが、詰め込みができる荷物は、小さなサイズでせいぜい15個程度で、大きなスーツケースなどは後方の貨物室に送られることに。

CRJ−200型機の派生型として作られたCRJ−900型機、大掛かりな改良が加えられて信頼性は大幅に高まっています。故障の少ないカナダ製の自慢の一機。そのカナダもここトランプ政権の元で、いろいろと悩まされているようです。詳しくはまたの機会に。

今日もまたテキサスへと経由し、向かうはミネアポリスです。

 

つづく

裕坊