yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 2/9

皆さんこんにちは、航空会社フラリーマンです。

ミシガンは朝から雪がシンシン。この冬はお天道様が倉庫の中にためていた雪の在庫、大放出。外は大雪警報発令中で、学校は今日はほとんどがお休み。休校の数、9時18分現在830校。この雪を考慮して、一般の会社でも自宅から勤務するところもあるようです。従業員の安全を考慮した、先進的な考えができる立派な会社です。賞賛に値します。そのような会社を奨励しましょう。

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お店は雪だからと休むわけにはいきません。昨夜雪対策にと、冬眠用の食材を買い込みに夜になって慌ててスーパーへ駆け込む裕坊家族、日常の食材をカゴに放り込みます。レジで対応してくれた笑顔のお兄さんに、裕坊の頭にふと素朴な疑問が湧き上がります。「明日は雪の警報が出てるけど、営業するの?」「うん、普通に問題なく開店するよ。前回も雪で遅刻しそうになって、店長がわざわざ丁寧に電話してきてくれたからさ、アハハハハ」…………………………お疲れ様です……

これだけの雪が降ると飛行機の運航にも影響が出ます。離陸のときはもちろんですが、気をつけなければならないのは着陸時。着地後タイヤが滑って減速できないとなるとタイヤが凍るだけでなく、ブレーキを踏んでいるパイロットの心臓も一緒に凍りつきます。

飛行機に乗っている人たちの心臓を凍りつかせないために、除雪トラックが頑張ります。雪をかき集め、融雪剤を遠慮なく滑走路へと撒いていきます。ミシガンのような豪雪地帯ですと雪がチラついた瞬間からトラックが出動態勢に入ります。ですから降雪時でも滑走路上では驚くほど減速ができます。裕坊もこの仕事に就いて早や11年、少なくともデトロイト、ミシガン周辺で着時地に怖い思いをしたことはありません。

滑走路を開け、ゲートへと向かう誘導路に入ります。こちらは滑走路に比べると融雪剤を撒く量が必然的に少なくなります。ところどころに残るのがアイスバーン。ミシガン在住の方ならほぼ例外なく皆経験しています。ブレーキを踏んだ瞬間、ブレーキペダルは床まで一直線。しかもタイヤだけがロックされて車が減速しないという、あいつです。飛行機でも同じこと。

氷の上に乗ってしまうと、頼りになるのはタイヤのグリップ力だけ。滑ったときは手を合わせて祈りましょう。…………オイオイ、ビックリしましたね。一瞬冷えましたね。でも心配しなくても大丈夫。誘導路は一般の道路に比べると3倍以上の幅。トラックを4台横に並べてもまだスペースが残ります。横滑りしても誘導路を逸脱しないだけの幅は確保されています。ご安心を。

ところで、昨日息子くんがお友だちの伴奏をしたリサイタル。お友だちも息子くんも頑張りました。練習中は思うような音がなかなか出せず首を捻っていたお友だち。本番では1番の出来を見せました。コードを操る指の動きはプロ顔負け。演奏を終えた後の先生のアドバイスにも、真剣な表情で聞き入ります。土曜日はいよいよ本番。きっと素晴らしい演奏を見せてくれます。小さい頃から裕坊もよく知るそのお友だち、彼も立派に成長しています。

裕坊は明日から6日間連続でフライト。しかも何処を向いても予報は雪だらけ。ブログのネタに困らないようにと、お天道様も話題作りに協力をしてくれます。裕坊のためにしっかりと倉庫にためてくれておいた雪の在庫一掃セールです。明日、車でちゃんと出られるかな?

 

つづく

裕坊