yuichibow’s blog

リージョナルジェット機の操縦席から外を眺めるお仕事をする人の日記

裕坊パイロット日記 2/2

皆さんこんにちは。航空会社フラリーマンです。今日はデトロイトを夕方に発って本社のあるミネアポリスまで。ただ一旦あちらに着いてしまうとバタバタなので、出発前の余裕があるときに日記をアップします。

では本題。今日は自分の今月のスケジュールをちょっと上げてみます。ちょっとボヤけて見えづらいかも知れませんが。f:id:Yuichibow:20180203012814p:image

リージョナル航空会社では平均的なスケジュールです。可もなく不可もありません。まぁ特に退職金などもなく、少しでも貯蓄を増やさないと引退後路頭に迷いかねないので、人より若干多くは飛んではいますが。1日平均的には3本飛んで、宿泊先では12時間くらいの滞在というところでしょうか。ちなみに3つのアルファベットが空港コード、DTWが自分の所属するデトロイトJFKはお馴染みニューヨーク・ケネディ空港、ATLはデルタ航空の本社があるアトランタですね。

左側の四角に囲まれているのが、月全体のスケジュールで、空港コードはその日の最終目的地。DTWは自分の所属先デトロイト。つまり業務完了。その日は帰宅できるのです。愛妻に会える最良の日です。ターミナルから従業員駐車場へ向かうクルーシャトルの中も笑顔に包まれます。ちなみにそのシャトルが逆方向で空港ターミナルに向かうときは喋る者は1人もおりません。

右側がスケジュールの詳細。出発地、到着地、出発予定時刻、到着予定時刻、総飛行時間と続いて、次の便までの待機時間。1日が終わるとホテルへ向かいます。スマホのアプリとも連携していて、担当する便が欠航などになったとき、これをアップデートすることで予定変更が瞬時に把握できるのでとても便利になりました。以前は欠航のときにはいつも会社の乗務員の配置係に電話をかけていて、大雪時による大量欠航などのときには電話待ちが1時間なんてこともザラでした。便利な世の中になったものです。

この仕事は全て時間との闘いです。お気づきでしょうが、けっこう朝が早いことが多いんですね。これはリージョナルもメジャーも変わりません。朝5時台の出発もしょっちゅうです。でもそこはプロ、寝坊してフライトを遅らせかかったなどということは、決して………………あります💦(遅れたこともあります…シーッ…)

2月13日の火曜日のスケジュールを見てみましょう。アメリカの首都のあるワシントンDCを朝の6時に出発します。出発ゲートには5時15分までに着かなくてはいけません。ホテルはですから平均的に定刻の1時間から1時間半前に送迎用シャトルで出発。この日は朝5時の出発になりますね。そこから逆算して、起きる時間を決めます。

20台、30台の若いクルーは大体シャトル出発の1時間前に起きてますね。自分は寝起きに時間がかかり、クロワッサンとコーヒーの組み合わせで朝食を取らないと朝を迎えられない人なので、大体2時間前に目を覚まします。ですからこの日は朝3時に目覚ましをセットです。よく男女の違いを表す風刺画で、男性は朝7時に目を覚まして支度ができるのが7時15分、女性が支度を終えるのが9時なんてのがありますが、このときは自分は完全に女性側に属します。自分も時間がかかるので、愛妻の身支度を急かしたことは、一度たりともございません。

20台のクルーなどになると5時の出発に備えてホテルの目覚ましを4時40分にセットなんてツワモノがいますが、自分にはありえません。その時間にはむしろ大抵ロビーに降りて寝坊する者がいないか、ドキドキしながら待っています。小心者ですね。

でもそのおかげでロビーに姿を見せないクルーがいたとき、直接部屋に電話をしてクルーを起こすことができるのですね。なんて立派な機長なんだ………

ちなみに月頭の2日から4日までがSIMとなっていますね。ここがシミュレーターによる飛行訓練です。シミュレーター自体は日曜日の3時には終わる予定で、その日はデトロイト行きは最終の8時発まで待たなければならず、もし空港で待つのがいやならその日は泊まってもいいということになっていたはずなのですが、気付いたらいつの間にか我が会社によって帰りの便の予約を入れられてました。愛妻にその日のうちに会えるので、もちろん言い分はありません。

今日はお昼過ぎの3時ごろに家を出ます。またミネアポリスでトレーニングの様子などをアップできたらしてみたいと思います。

 

つづく

裕坊